幽栖録

極私的備忘録

2011-01-01から1年間の記事一覧

 その後、読んだ本

『なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか―変わりゆく死刑基準と国民感情』森炎 幻冬舎新書 副題の方が内容を良くあらわしているかな。著者の立場は、「あとがき」にある「刑事司法には社会をコントロールし、形づくっていくという側面がある」「将来のあ…

 その後、読んだ本

『東南アジア紀行(下)』梅棹忠夫 中公文庫 50年前に書かれた、東南アジア紀行。“三丁目の夕日”の時代にすでにこうやって学術調査団が出ていたというのが良い。東南アジアは、どれほど変わったのか、KLとかバンコクとか、ゆっくり滞在したいな。 『知性の…

 その後、読んだ本

『日本農業の真実』生源寺眞一 ちくま新書 日本の農業の現状と問題点を非常にわかりやすく解説していて良い。著者が、兼業農家を含めた農業を営んでいる人たちの共同体を大事に考えている点、重要であり共感する。 『緑の家』上・下 バルガス=リョサ 岩波文…

 その後、読んだ本

『アフリカ大陸一周ツアー』浅井宏純 幻冬舎新書 副題:大型トラックバスで26カ国を行く、とあるとおり大型のトラックを改造したバス(24人乗り)で、スペインジブラルタルからアフリカの西海岸−中央アフリカ−南アフリカ−東アフリカを回って、最後はスーダン…

 その後、読んだ本

『漂流記の魅力』吉村昭 新潮新書 これは面白かった。江戸時代の漂流記の紹介。大黒屋光太夫の後に、同じように漂流してロシアに流れ着いた「若宮丸」という船の乗組員の物語で、かれらは光太夫と同じ船に乗っていて、ロシアに居残った人物とイルクーツクで…

 その後、読んだ本

『赤ちゃんの不思議』開一夫 岩波新書 内容がちょっと学術的過ぎるという印象。『東南アジアを学ぼう』柿崎一郎 ちくまプリマー新書 学生向けの東南アジア紹介の本だったな。バンコク−チェンマイ−ハノイ−ホーチミン−プノンペン−バンコク、というルートで回る…

 その後、読んだ本

『重信房子がいた時代』由井りょう子 状況新書 好きだなぁ、こういうの。 戦後の一時期というのは、私にとっての「逝きし世の面影」みたいなところがあるな。 重信房子の親父が良い。で、こういう日本人も数多く居るんだろうな。全体から見れば少数派なんだ…

 その後、読んだ本

『炎』藍川京 幻冬舎アウトロー文庫 不思議な味わいのある官能小説(pornography)だな。官能版「源氏物語」という評もあるが、なるほど源氏物語のモチーフかな。 『記者魂』ブルース・ダシルヴァ ハヤカワ・ポケミス 久しぶりに一気に読んだ本(まあ、暇だ…

 その後、読んだ本

『投資敗者の思考パターン』平田有和 幻冬舎ルネッサンス新書 まあ、このレベルは一応了解しているな(根拠のない自信?) 私自身に関して言えば、先ずは、徹底的に過去の事例を検討することだな。どこで、利益確定するべきだったのか、どこで、損切りすべき…

 その後、読んだ本

『皇帝たちの都ローマ』青柳正規 中公新書 ローマの都市建設を通してみた、紀元前2世紀から4世紀(コンスタンティノープルへの遷都)までのローマ帝国の略史。『ローマの歴史』I・モンタネッリ 中公文庫 を読んでみようか。 『日本社会の歴史(上)』網野善…

 神保・宮台の5金で紹介された映画

『ウインターズ・ボーン』 白人のマイノリティ社会(ヒスパニックとかではなく、もともとはアイルランド移民?の) 『アザー・ガイズ』 悪いのはウォールストリートだ(エンディングに御注目)。なんか今現在進行中の抗議行動を思い出させる。 『フェアゲー…

 その後、読んだ本

『公安は誰をマークしているか』大島真生 新潮新書 著者が言うとおり「公安」を知るための入門書。

 機内で見た映画

『Midnight in Paris』ウッディ・アレン これは、いかにもウッディ・アレンの趣味といった感じの笑える小品。

 その後、読んだ本

『年収100万円の豊かな節約生活術』山崎寿人 文藝春秋 金は無きゃあ無いで何とかなるということ。 料理関係の話題は参考になる。レシピは試してみたい。

 『監督失格』平野勝之

 その後、読んだ本

『デジタルデータは消えない』佐々木隆仁 幻冬舎ルネッサンス新書 デジタルデータは簡単には消えない。上書きするのが一番。データの移動はPC上に必ず記録が残る。企業訴訟などの際のデジタルデータ(メール記録その他)の証拠保全について。日本の司法がデ…

 その後、読んだ本

『お金の流れが変わった』大前研一 PHP新書大前研一の論が、じつに大雑把でいい加減なものかは、第四章で述べている原発の安全性の議論を読めばよくわかる。 だからといって、彼の言っていることすべてが信用に値しないかというとそれは違うわけで、そこいら…

 紀尾井シンフォニエッタ東京 第81回

音楽の国々その魂と名曲 指揮&ヴァイオリン ライナー・ホーネック モーツァルト ロンド ハ長調 KV373 モーツァルト アダージョ ホ長調 KV261 モーツァルト ロンド 変ロ長調 KV269(261a) シューベルト 交響曲第三番ニ長調 D200 休憩 ベートーヴェン 弦楽四重…

 池袋演芸場 

【昼の部】 12時開場 12時30分開演 12時過ぎに入場で、すでに7,8割方席が埋まっている! 前座 落語 三遊亭 亜郎 『動物園』 ブラックライオン&ホワイトタイガー ヴァージョン 落語 三遊亭 丈 二 『看板の一(ピン)』 お題頂戴 丈 二・白 鳥 (脱北者、つけ…

 その後、読んだ本

『老後破綻』岩崎博充 廣済堂新書 日本国債暴落による経済破綻、ハイパーインフレ。 それに対して、IMFによる介入=公務員3割削減その他=結局、再び敗戦(経済破綻)、占領されないと日本社会の構造改革は無理なんじゃないか。 インフレへの備え=海外株…

 NUNO JAZZ FESTA 2011 沼袋氷川神社

チャラン・ポ・ランタン アコーディオンとボーカル。浅草東洋館に出ていそうな雰囲気でした。 牧野竜太郎(vo)カルテット guest高島みほ(vo) 元気の良いボーカル。 西川直人トリオ ハモンドオルガン モダーン今夜 ボーカル、ホーンセクションよろし。 Jam…

 その後、読んだ本

『女王様挫折記』Mmc 暗黒通信団 だいぶ昔にSM倶楽部の女王様役にスカウトされて、しかし5回ほどの実践で、自分は女王様にはなれないと自覚した人の経験談。なるほど、難しいんだろうなと思う。 『どくろく』臨時増刊号「一人震災不安定日記」 武蔵野ヘルス…

 東京JAZZ(昼の部) 東京国際フォーラム

カウント・ベイシー・オーケストラ なんとも完成されたクラシックなジャズという雰囲気。完成されすぎか。 寺井尚子&リシャール・ガリアーノ“ザ・ピアソラ・プロジェクト”withオーケストラ・カメラータ・ドゥカーレ -fromイタリア- ピアソラ、泣かせます。…

 その後、読んだ本

『幻の大連』松原一枝 新潮新書 良いなぁ、好きだなぁ、こういうの。大正から昭和にかけて大連ですごした著者の「私が子供だったころ」の物語。

 文芸座

『東京公園』監督:青山真治 ちょっと奇妙な設定だが、ともかくもすべて完結している。小西真奈美、井川遥が良いかな。 『奇跡』監督:是枝裕和 子供たちが走る、走る。それだけでウルウルきたな。大人になったら何になりたい? 2時間以上の作品だが楽しめた…

 トンデモ落語の会  浅草大黒家別館

三遊亭白鳥 「もし寄席の席亭がドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 うまくまとめてた。20分で終わらせて新潟へ、、、。 立川談之助 「立川談志一代記 沖縄開発政務次官しくじりの段」 こちらは50分近くの大作だった。まあ師匠をいじって笑えるのは笑…

 その後、読んだ本

『選ばれる男たち』信田 さよ子 講談社現代新書 なんだかなぁ、という内容ではある。しかし、現実にいくつも例があるんだろうな。著者の名前を知らなかったので検索したら『母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き』の著者だった。 『性商伝』いその・えいたろう…

 その後、読んだ本

『ヨーロッパ旧婚旅行』小島直記 中公文庫 著者は大正8年生まれで、いかにもその時代生まれの男だなという印象。 ただ、今の感覚というか僕の感覚からすると、ちょっと親ばかだな。 BOOK OFFで旅行記105円を見つけたらこれからも無条件で買ってしまおう。 『…

 大宮競輪

37年ぶりかな? 競輪場へ行ったのは。入場料100円+特別観覧席(1000円)。しかし、ガラガラというか、暑さのせいなのか、いつもこんなものなのか。40年前の状況とはまったく違う。最終レース、ワイドでとった。レースをもっと見る必要があるな。

 南大塚ホール落語会

入船亭 辰じん 「悋気(りんき)の独楽」 平成20年扇辰に弟子入りとのことだが、まあまあ良いな。 柳家 小んぶ 「たがや」 三遊亭 白鳥 「菅直人とその先生、沖縄へ行く、とかなんとか、相変わらずむちゃくちゃな噺(で面白い)。」 鈴鈴舎 鈴之助 「代り目…