幽栖録

極私的備忘録

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!  オトナ帝国の逆襲』(2001)

監督・脚本:原恵一。 シリーズの最高傑作との評価がある作品。なるほど、面白い。三丁目の夕日(映画版)は2005あたりなんだな。 .

 その後、読んだ本

『日本思想全史』清水正之 ちくま新書 以前1/3ほど読んでほったらかしになっていたものを最初から読み直し。記紀、万葉集から最近の生命倫理まで、そこに内在する日本的と言い得るようなものから、聖徳太子以来の仏教の受容と、その後の日本国内での変容、そ…

 『戸田家の兄妹』監督:小津安二郎

なるほど。東京物語へつながるのかな。親子関係というのは本質的にこういうもんだ。

 その後、読んだ本

『那覇心中』梶山季之 講談社文庫 「那覇心中」(S49)「スワッピング心中」(S49)「ケロイド心中」(S46)「綱島心中」(S40)「紀伊浜心中」(S38)の5編。はじめの3篇はちょっと暗いかな。梶山は、昭和30年代の作品が面白いかな。

 その後、読んだ本

『新編 山靴の音』芳野満彦 中公文庫 なんともすごい人だ。「解説」の最後の方に書かれている、著者が荒れている原因、というのが、やはり天才だった手塚治虫のエピソードを思い出させる。 .

 その後、読んだ本

『ヒマラヤの花嫁』平尾和雄 中公文庫 1970年代前半、ヒマラヤのふもとのタトパニというところでネパール人の女性と結婚し、現地で旅人のための宿を経営していた20代の著者の物語。日本人の若者が、インド、ネパールあたりへ出始めたころだろうか。ググって…

 その後、読んだ本

『長安から北京へ』司馬遼太郎 中公文庫 1975年5月の三週間、文革末期の中国紀行。当時の旅行なので、現地はすべて中国側がお膳立てした観光旅行。司馬は中国が好きなんだな。毛沢東にも(ある意味同情的ともいえるような)理解を示している。「孔丘の首」と…

 『ニュー・シネマ・パラダイス』(123分版)

監督・脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ 前半というか(トトの幼少期を描いた)初めの50分くらいはだいたい記憶にあった。これ、日本だと昭和20年代の映画が最も人々の娯楽として盛んだった時代を知っている人が見たら、私が冗長だと感じたような場面も、懐か…

 その後、読んだ本

『ボロブドゥル』井尻進 中公文庫 これは大正13年に発行された本の復刻版であった。奥付は1989年(平成元年)12月10日。第一廊下の後壁に刻まれた120の仏陀伝浮彫の写真とその説明がすべてついているのが良い。ボロブドゥル遺跡そのものの研究は、この本が出…

 その後、読んだ本

『東北の旅 釣り紀行』根深誠 中公文庫 やってみたい、やりたいな、と思いつつ、いざとなると優先順位が下がってしまうのが山歩きと釣りだな。釣りは何十年も前にちょっとやったことがあるが、長続きしなかった。山歩きは、何年かに一回、ハイキング程度のも…

 3月に読んだ本

3月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2599ナイス数:0謎の古代遺跡を歩く (中公文庫 は 12-1)読了日:03月31日 著者:服部 研二マーチン街日記 (1979年) (中公文庫)読了日:03月26日 著者:犬養 道子水の旅 (中公文庫)読了日:03月24日 著者:…

 その後、読んだ本

『教主さまの好きな血』梶山季之 角川文庫 「教主さまの好きな血」「さっく一代」「ほい ほい ほい」「奇妙な女傑」の四篇。「さっく一代」は、実話をもとに。そのあと二編は聞き書きの体裁をとっていて、思うにそれは実際そうだったのかもしれない。