幽栖録

極私的備忘録

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 般若心経入門 ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ 春秋社

1章、2章は共感できるしわかりやすいが、3章あたりから俄然難しくなってくる。結局、私は黒崎宏的理解で乗り切った?が、それが無ければ、さっぱりだったかも、という気もする。

 三四郎 夏目漱石 岩波文庫

石原千秋の本を読んで、また読みたくなったので本棚から引っ張り出してきた。 今までにも何回か読んでいるが、三四郎の視点からの読み方でしかなかったということに、恥ずかしながら今回はじめて気がついた。美禰子は待っていたのだ。イプセンの女とか言われ…

 六月大歌舞伎 歌舞伎座 夜の部

暗闇の丑松(くらやみのうしまつ) 幸四郎 身替り座禅(みがわりざぜん) 菊五郎 二人夕霧(ににんゆうぎり) 傾城買指南所 梅玉 特に大仕掛けがあるわけでもない軽い話(?)だったがそれなりに面白かった。

 白鳥・喬太郎二人会 練馬文化センター

二人のトーク 柳家喬太郎 牡丹燈籠〜本郷刀屋から飯島討ち〜 ナギプロ・パーティ コント 三遊亭白鳥 死神 (あるいは新ダヴィンチコードとかなんとか) 喬太郎は、古典をじっくり聞かせるほうが面白いという感じになってきたかな。白鳥の死神はメチャクチャ…

 学生と読む『三四郎』 石原千秋 新潮選書

これは、石原千秋の母校に対するオマージュであって、なかなか美しい。 読者として誰を想定しているのだろうか。まあしかし面白い。「三四郎」をまた読みたくなった。本屋について何箇所かで触れている。国文科に来る学生に本屋を回れとわざわざ授業で教えな…

 二〇世紀の自画像 加藤周一 ちくま新書

せめてこのレベルでものを考える人、発言する人がもう少し居れば日本もどうにかなるのだろうが、、、。

 スカンジナビア コネクション Body&Soul

森泰人(b) リンダ・ぺーターソン(vo) エーバァン・スヴェンソン(g) アントワーン・エルヴェー(pf) マグヌス・グラン(ds) スカンジナビアンという感じの音でした。

 「わかりやすさ」の罠 仲正昌樹 ちくま新書

個人的には、仏経哲学というか、そちらのほうに最近は興味があるので、二項対立図式そのものは、私にとっては、まあどうでも良いといえばどうでも良い話。しかし「アイロニカルな批評」の必要性には同感する。第四章が一番面白いが、その内容をきちんと理解…

 名古屋人の真実 三遊亭円丈 朝日文庫

今、これを文庫化したのはどうしてかな。まあ、名古屋に何か思い入れのある人には面白い。