幽栖録

極私的備忘録

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 アメリカの原理主義 河野博子 集英社新書

アメリカの宗教右派の持つ社会的・政治的影響力というのを、にわかには信じられないのだが、以前ニューズウィーク(日本版)で読んだ記憶があるアメリカ人の半数以上が週1回以上教会へ行くというのを思い出すと、実際そうなんだろうなぁと思う。もしかすると…

 奪われる日本 関岡英之 講談社現代新書

真の国益=国民益のために反米的な言辞となるのはわかるんだが、最後の方に唐突に万世一系イデオロギーが出てくるのがわからない。小泉・竹中が、日本人の誇りを失ったから米国の要求を丸呑みにして日本を売るかのようなことをしているので、天皇の万世一系…

 靖国問題の原点 三土修平 日本評論社

去年だったか出た宮崎哲哉の書評は、ひいきの引き倒しみたいな、内容についてはさっぱりわからないものだったけど、これはなるほど「問題の原点」というタイトルにふさわしい内容である。たまたまSPA!を読んでいたら、小泉首相の靖国参拝に関してまあ床屋政…

 八月納涼歌舞伎 第三部 歌舞伎座

南総里見八犬伝 発端 序幕 二幕目 三幕目 大詰

 山田風太郎育児日記 山田風太郎 朝日新聞社

山田風太郎の娘が、嫁入りの時に父から渡された日記帳がもとになっている。あとがきを読むと、1968年(or1967年暮れ)に山田風太郎は、自分のそれまでの日記から、1954年生まれの娘と、その何年か後に生まれた息子に関する記述を抜き書きしてまとめていた、…

 明仁さん、美智子さん、皇族やめませんか 板垣恭介 大月書店

おもしろかった。ぼくがなるほどと思ったのは、美智子さんが平民出身と言うこと(ただそれだけの理由)で、皇室のその他の女性軍から大いにいじめられたというか、完全にシカトされていたという話しだな。現在の雅子妃に関することついても、現役の宮内庁記…