幽栖録

極私的備忘録

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 その後読んだ本

『地中海世界のイスラム』 W.モンゴメリ.ワット 三木亘訳 ちくま学芸文庫 イスラム勢力のスペイン、シチリアへの進出が、いかに大きな影響を当時のヨーロッパ世界に与えたのかという話。現在では、まあそれは当たり前というか、当然の了解事項だけれども、こ…

 その後読んだ本

『ダライ・ラマの仏教入門』ダライ・ラマ十四世 テンジン・ギャムツォ 石濱裕美子訳 知恵の森文庫 読み始めてしばらくしてから、そうだ仏教関係の本はもう読まなくても良いと思っていたんだ、ということを思い出した。前半「阿羅漢の境地」までは、一応わか…

 その後読んだ本

『鼓動 警察小説競作』新潮社編 新潮文庫 ・雷鳴 大沢在昌 ・刑事調査官 今野敏 ・誰がために 白川道 ・ロシアン・トラップ 永瀬準介 ・とどろきセブン 乃南アサ それぞれに読ませる。作品として一番面白いのは大沢在昌かな。だが、それ以外の作家の作品も、…

 読み始めた本

『金融権力』本山美彦 岩波新書 まだプロローグを読み始めたばかりである。「金融権力」という切り口はなるほどと思わせて面白い。しかし、それを槍玉に挙げるのに持ち出している例が、どうも僕の持っている知識とずれがあるので、どうなんだろうか、という…

 『ドキュメント 死刑囚』篠田博之 ちくま新書

著者は『創』の発行者・編集長だった。なるほど。3人の死刑囚の話。その内、宮崎勤、小林薫、の二人の死刑囚とは、直接手紙のやり取りをしたり面会をしたりしていて、その様子が書かれている。 二人とも、過酷な境遇があって、おそらくはそこから生まれたル…

その後、読んだ本

 その後、読んだ本

「日本史の誕生」 岡田英弘 ちくま文庫 日本という国の起源、天皇の起源など、面白い。 マレー語、日本語人造語説というやつは、どうも彼の言う「日本語」と私の理解している「日本語」が同じではないのではないかと思えるのだが。 「株とギャンブルはどう違…