幽栖録

極私的備忘録

2017-01-01から1年間の記事一覧

 6月に読んだ本

iBooksは『不連続殺人事件』を除いて短編。(実質9冊?) 5月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:2568ナイス数:0上海無宿 (中公文庫)読了日:05月30日 著者:生島 治郎新宿警察(2) 風俗篇 新宿心中読了日:05月18日 著者:藤原 審爾不連続殺…

 その後、読んでいる本

『坂口安吾全集』坂口安吾 iBooks版 ・

 その後、読んだ本

『不連続殺人事件』坂口安吾 青空文庫(リーダー スマホアプリ) これは面白い。真面目に、著者の挑戦状に答えるべきであったか。 『新宿警察2 風俗編 新宿心中』藤原審爾 kindle版 全編に、1960年代の?哀感が漂う。地方から出て来た貧しい若者たち。薄給…

 その後、読んだ本(iBooks)

『堕落論』坂口安吾 青空文庫 時代だろうな。 『黄金餅』三遊亭圓朝 青空文庫 なんともはやな噺。 『桜の森の満開の下』坂口安吾 青空文庫 不思議なおとぎ話というか。あの「女」はなんなのだろうか? 『聖アレキセイ寺院の惨劇』小栗虫太朗 青空文庫 これは…

 その後、読んだ本

『1984年』ジョージ・オーウェル ハヤカワepi文庫(eBooks版) なんとも読んでいて気分の悪くなってくる話なんだが。 eBooks版では、トマス・ピンチョンの解説が省かれているのである。ちょっとどこかで解説だけ立ち読みしよう。 『新宿警察(1)捜査編』藤…

 その後、読んだ本

『旧約聖書の誕生』加藤隆 ちくま学芸文庫 これは、なんだか文献学的?解説と神学的解説(解釈、批判)がごっちゃになってるんでないか?それぞれのテキストが、どういう状況の下で、どういう考え方に基づいて成立した(書かれた)のかを知りたいのだが、ま…

 その後、読んだ本

『聖書時代史 旧約編』山我哲雄 岩波現代文庫 一日で読み終わるとは思っていなかった(フリーセルとYouTube聴きながら)。予想より読みやすかったというか、歴史の流れを素直に追ってゆけた、ということか。旧約聖書に関わるイスラエル・ユダヤの歴史を中心…

 その後、読んだ本

『現代思想史入門』船木亨 ちくま新書 先に読んだ『日本思想全史』とはまた違ったアプローチの思想史(入門)で、これはこれで面白い。しかし、結局「現代思想」って、行き詰まった西欧文明をどうとらえるか、あるいはその行き詰まりをどう打破できるか(あ…

 『田園に死す』

監督・脚本:寺山修司、出演:八千草薫 たぶん1974年の公開のしばらく後(一年たっていたかな?)の名画座で観ていたと思う。当時、ほとんど名画座で観ていたからな。母親殺しの物語だったというのは全く記憶に無かった。全編に流れる寺山のシュールな感じ、…

 4月に読んだ本

けっこう読んだつもりで、結局10冊だけである。梶山が3冊。まあ、こんなもんかな。 4月の読書メーター 読んだ本の数:10 読んだページ数:2965 ナイス数:0 日本思想全史 (ちくま新書)読了日:04月22日 著者:清水 正之那覇心中 (講談社文庫)読了日:04月17…

 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!  オトナ帝国の逆襲』(2001)

監督・脚本:原恵一。 シリーズの最高傑作との評価がある作品。なるほど、面白い。三丁目の夕日(映画版)は2005あたりなんだな。 .

 その後、読んだ本

『日本思想全史』清水正之 ちくま新書 以前1/3ほど読んでほったらかしになっていたものを最初から読み直し。記紀、万葉集から最近の生命倫理まで、そこに内在する日本的と言い得るようなものから、聖徳太子以来の仏教の受容と、その後の日本国内での変容、そ…

 『戸田家の兄妹』監督:小津安二郎

なるほど。東京物語へつながるのかな。親子関係というのは本質的にこういうもんだ。

 その後、読んだ本

『那覇心中』梶山季之 講談社文庫 「那覇心中」(S49)「スワッピング心中」(S49)「ケロイド心中」(S46)「綱島心中」(S40)「紀伊浜心中」(S38)の5編。はじめの3篇はちょっと暗いかな。梶山は、昭和30年代の作品が面白いかな。

 その後、読んだ本

『新編 山靴の音』芳野満彦 中公文庫 なんともすごい人だ。「解説」の最後の方に書かれている、著者が荒れている原因、というのが、やはり天才だった手塚治虫のエピソードを思い出させる。 .

 その後、読んだ本

『ヒマラヤの花嫁』平尾和雄 中公文庫 1970年代前半、ヒマラヤのふもとのタトパニというところでネパール人の女性と結婚し、現地で旅人のための宿を経営していた20代の著者の物語。日本人の若者が、インド、ネパールあたりへ出始めたころだろうか。ググって…

 その後、読んだ本

『長安から北京へ』司馬遼太郎 中公文庫 1975年5月の三週間、文革末期の中国紀行。当時の旅行なので、現地はすべて中国側がお膳立てした観光旅行。司馬は中国が好きなんだな。毛沢東にも(ある意味同情的ともいえるような)理解を示している。「孔丘の首」と…

 『ニュー・シネマ・パラダイス』(123分版)

監督・脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ 前半というか(トトの幼少期を描いた)初めの50分くらいはだいたい記憶にあった。これ、日本だと昭和20年代の映画が最も人々の娯楽として盛んだった時代を知っている人が見たら、私が冗長だと感じたような場面も、懐か…

 その後、読んだ本

『ボロブドゥル』井尻進 中公文庫 これは大正13年に発行された本の復刻版であった。奥付は1989年(平成元年)12月10日。第一廊下の後壁に刻まれた120の仏陀伝浮彫の写真とその説明がすべてついているのが良い。ボロブドゥル遺跡そのものの研究は、この本が出…

 その後、読んだ本

『東北の旅 釣り紀行』根深誠 中公文庫 やってみたい、やりたいな、と思いつつ、いざとなると優先順位が下がってしまうのが山歩きと釣りだな。釣りは何十年も前にちょっとやったことがあるが、長続きしなかった。山歩きは、何年かに一回、ハイキング程度のも…

 3月に読んだ本

3月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2599ナイス数:0謎の古代遺跡を歩く (中公文庫 は 12-1)読了日:03月31日 著者:服部 研二マーチン街日記 (1979年) (中公文庫)読了日:03月26日 著者:犬養 道子水の旅 (中公文庫)読了日:03月24日 著者:…

 その後、読んだ本

『教主さまの好きな血』梶山季之 角川文庫 「教主さまの好きな血」「さっく一代」「ほい ほい ほい」「奇妙な女傑」の四篇。「さっく一代」は、実話をもとに。そのあと二編は聞き書きの体裁をとっていて、思うにそれは実際そうだったのかもしれない。

 その後、読んだ本

『謎の古代遺跡を歩く』服部研二 中公文庫 著者31歳の時の、1979年から80年にかけての、イギリス〜アメリカ(ソルトレイクシティ)〜中米〜フランス(パリ)〜イタリア〜ギリシャ〜エジプト〜パキスタンからバンコクマニラを経由して日本、という旅の記録。…

 無頼 人斬り五郎

1968年 日活 監督:小沢啓一 主演:渡哲也、松原智恵子、佐藤慶、小池朝雄、小林千登勢 傑作! 佐藤慶がカッコよい。小林千登勢がまた良い感じだ。

 その後、読んだ本

『マーチン街日記』犬養道子 中公文庫 やはり時代を感じるな、1964年から65年にかけてのハーバード留学、ボストン滞在記。著者は日本もアメリカも結構公平に見ている。65年からベトナムへの北爆が始まり、その時著者がハーバードの研究者仲間と語ったアメリ…

 その後、読んだ本

『地中海の誘惑』樺山紘一 中公文庫 ああ、地中海、地中海! ノルマンの海賊、十字軍、キリスト教徒、イスラム教徒、青い海、太陽。古代ギリシャ〜ローマ、イタリア、スペイン、クレタ島、シチリア島、パレルモの街。トレド、マドリッド、マルセイユ、、、。…

 その後、読んだ本

『ザルツブルクの小枝―アメリカ・ヨーロッパ紀行』大岡昇平 中公文庫 昭和28年から29年にかけてのアメリカ、ヨーロッパ紀行。戦後を思いっきり引きずっている感じ。欧米に対するコンプレックスと、著者自身のプライド。 『太平記紀行―鎌倉・吉野・笠置・河内…

 その後、読んだ本

『終戦日記』大佛次郎 文春文庫 昭和19年9月10日から昭和20年10月10日まで、淡々と(と言ってよいと思う)書かれている。著者は10月が誕生日で満47歳になる直前から満48歳になるまでの一年余。自分は何をしていたか、ちょっと記録を探してしまった。まあ働き…

 その後、読んだ本

『雪〔新訳版〕 (上・下)』オルハンパムク ハヤカワepi文庫 何年か前のフランスでのスカーフ問題というのは知っていたが、そのずっと以前にトルコで同様のことが起こっていたのは知らなかった。 『わが青春のマジックミラー号 AVに革命を起こした男』久保直…

 2月に読んだ本

2017年2月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:1527ページナイス数:0ナイス雪〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)読了日:2月22日 著者:オルハンパムクわが青春のマジックミラー号 AVに革命を起こした男 (文庫ぎんが堂)読了日:2月8日 著者:久…