幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『日本思想全史』清水正之 ちくま新書
以前1/3ほど読んでほったらかしになっていたものを最初から読み直し。記紀万葉集から最近の生命倫理まで、そこに内在する日本的と言い得るようなものから、聖徳太子以来の仏教の受容と、その後の日本国内での変容、その他いろいろ、概括的にではあるが400ページ余りにまとめられている。読んでみたいと思ったのは、16世紀末のポルトガルからのキリシタンが書いた日本に関するものと戦前のアジア主義、浪漫主義に関するものかな。