幽栖録

極私的備忘録

memo

エピクロス『教説と手紙』岩波文庫
バートランド・ラッセルは「彼の哲学は、冒険的幸福というものがほとんど不可能となった世の中に適合するように意図された病身者の哲学であった」と書いた。(松岡正剛<1000ya.isis.ne.jp/0183.html> )
ラッセルは「病身者」を否定的な意味で使っているそうだが、私もむしろ肯定的にとらえたい。まさに今の時代が「冒険的幸福と言うものがほとんど不可能となった世の中」ではないのか、と書いていて、しかし坂口恭平はどうだ、と瞬間思った。彼は「冒険的幸福」を、彼自身意識している居ないに関わらず、実践しているのではないか?「0円で生きる」ということが「冒険的」である世の中になっていることは間違いないな。
出隆というのも懐かしい名前だ。
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