幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

「日本史の誕生」 岡田英弘 ちくま文庫
日本という国の起源、天皇の起源など、面白い。
マレー語、日本語人造語説というやつは、どうも彼の言う「日本語」と私の理解している「日本語」が同じではないのではないかと思えるのだが。
「株とギャンブルはどう違うのか」 三土修平 ちくま新書
両者はもちろん違う。しかし、今の私の関心事は、結局、今後10余年かけて、わたしは現在の含み損を取り戻すことになるのだろうか、ということなんだな。もしかしたら、そうなるのかもしれない。いやはや。
「『昭和』を点検する」保坂正康+半藤一利 講談社現代新書
まだ読みかけ。第四章最後の「資料を残すこと」に書かれていること。今の外務省やら厚生省やらのやっていることは、ここで彼らが「歴史に対する責任感の欠如」「後世の者への信義に欠けている」という批判がそのままあてはまる。「記録がないからといって居直るようなスカスカの歴史認識、史実についての不勉強を、国際社会に対して平気でいう神経は私には信じられません」(保坂)まったく同感。