幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 藤野英人 星海社新書
これは良い本だ。投資の指南というか心得くらいのことかと思って読み始めたが、それ以上の内容。タイトル、もうちょっと考えられなかったかな。「お金」の本でありながら、ある種の日本人論でありまた経営論でもある。日本人の多くが「金儲け」に対してなんとなく悪いイメージを持っているにもかかわらず、実は日本人ほど「お金」そのものに愛着を持っている国民は居ないという話。
米国の成人一人当たり年間約13万円の寄付をしているのに対し、日本人は2500円。(先進国では家計の2〜3%程度の金額を寄付しているのに対し、日本人は0.08%!)
「なぜ国がやらない!」と怒り出すのが日本人。とか。