幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『明治の「性典」を作った男』赤川学 筑摩選書
現代では無名と言ってよい、明治のベストセラーを書いた鈴木繁という人物について、その名前と当時の住所だけを手掛かりに追いかけて、その著者の生涯と生きた時代について思いをはせる。なるほどそうするのか、ここまでできるか、という内容で面白い。同じ著者の『子供が減って何が悪いか』というやつをだいぶ前に読んでいたことにあとから気が付いた。
『大金持ちの教科書』加谷珪一 CCCメディアハウス
まあ、普通の内容かな。なぜ、私はまだ大金持ちになっていないのか、というと起業出来ていないからだ。というか起業するだけの才能がないからだな。投資のほうはもう少し何とかなりそうに思うのだが。自分としては。小金持ちくらいにはなりたいものだ。
『ハーモニー』伊藤計劃 ハヤカワ文庫JA
久しぶりに読んだフィクション。面白い。10代のころに読んでいれば感動したかも。