幽栖録

極私的備忘録

2009-01-01から1年間の記事一覧

 四月大歌舞伎 夜の部 歌舞伎座

彦山権現誓助剣(刃)毛谷村 吉右衛門、福助 ひこさんごんげんちかいのすけだち 。以前見たのと演出が違っていたかな(まあ、当然といえば当然ですが)。 夕霧 伊左衛門 廓文章 吉田屋 仁左衛門。玉三郎 曽根崎心中 藤十郎、翫雀 今回はタダ券。3階席7列31番…

 その後読んだ本

『三流週刊誌編集部』佐々木崇夫 basilico 「週刊アサヒ芸能」と徳間康快への、著者の複雑な思いが伝わる。 『東京裁判』日暮吉延 講談社現代新書 東京裁判をめぐるなんとも複雑なというか錯綜した状況というのが理解できる。結局、最後の一行「東京裁判は国…

 その後、読んだ本

『大川周明』大塚健洋 中公新書 「真の国際人とは、他国のよきものを理解できるだけではなく、自国のよきものを体得し、それを誇りを持って説明しうる人間のことを言うのではないだろうか。」これはまったく正しい。だが、その「自国のよきもの」を、結局の…

 その後こちらで読んだ本

『平成落語論 12人の笑える男』瀧口雅仁 講談社現代新書 落語はやはり語るよりも、見るものだな、実際に。立川流みたいに寄せに出てこない人は、どうもなじみが少ない。談春、志の輔。柳亭市馬、顔はなんとなく記憶にあるのだがテレビかな。寄席で見たかな。…

2月に見た映画

『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』 まあ、チェ・ゲバラって、ある意味、奇人だったな。 『チェンジリング』なかなか怖い映画だった。クリント・イーストウッド好調である。

その後読んだ本

『14歳からの社会学』宮台真司 世界文化社 正しい本である。私が14歳でこの本を手に取ったかというと、たぶん取ってないな。おそらく15か16くらい(高校に入ってから)手にとって、そして反発するかもしれない。何、馬鹿なこと言ってんだ、と。 『インカ帝国…

 二月大歌舞伎 夜の部 歌舞伎座

蘭平物狂(らんぺいものぐるい) 三津五郎 味方と思ったやつが実は敵方。後半の大捕り物が面白い。花道の梯子段、井戸小屋屋根。 歌舞伎十八番の内 勧進帳 吉右衛門 おなじみ安宅関の物語。内容は知っていたけど勧進帳ってこういう舞台だったのね。 三人吉三…

2月22日に買った本

古書: 『インカ帝国』泉靖一 岩波新書 『インカ文明』アンリ・ファーブル 文庫クセジュ 『大川周明』大塚健洋 中公新書 『思想なんかいらない生活』勢古浩爾 ちくま新書 『ラストドリーム』志水辰夫 新潮文庫 『オンリィ・イエスタディ』志水辰夫 新潮文庫 …

 その後こちらで読んだ本

『1997年−世界を変えた金融危機』竹森俊平 朝日新書 これは、最初の数ページを読んで、なるほど『金融権力』(本山美彦 岩波新書)とは違ってそうだ、と思わせます。後者は、実に古典的な善悪二元論で、要するに「アメリカ=新自由主義=悪」で、世界経済は…

 その後こちらで読んだ本

『論争 若者論』文春新書編集部編 文春新書 結局、マスを論じることの意味はどこにあるのか、ということになる。ところで仲正昌樹はいったいどういうトラウマがあって、相も変わらぬサヨク批判を続けているのだろう? 単に原稿料が稼げるから書いているのか…