夏祭浪花鑑
なつまつりなにわかがみ
串田和美 演出・美術
夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
団七九郎兵衛 中村 勘九郎
団七女房お梶 中村 七之助
一寸徳兵衛/徳兵衛女房お辰 尾上 松也
玉島磯之丞 中村 虎之介
団七伜市松 中村 長三郎
傾城琴浦/役人左膳 中村 鶴松
三婦女房おつぎ 中村 歌女之丞
三河屋義平次 笹野 高史
釣船三婦 片岡 亀蔵
これは良かった。
あらすじ
以下引用<http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/760?tab=before>
演出さまざま
『夏祭』はカッコ良い人気狂言だが上演されるのは普通「住吉鳥居前」「釣船三婦内」「長町裏」の三場だ。1962(昭和37)年大阪文楽座での、十三代目仁左衛門による仁左衛門歌舞伎の折は「お鯛茶屋」、「道具屋」も出幕になった。1997(平成9)年歌舞伎座の三代目猿之助(現猿翁)もほぼ仁左衛門歌舞伎同様の場割だった。 1996(平成8)年勘九郎(のちの十八代目勘三郎)のコクーン歌舞伎(串田和美演出)は「道具屋」こそ出ないが、「お鯛茶屋」から上演し全体の筋を明確にしている。
串田演出は、泥まみれの「殺し場」の直ぐあとに神輿(みこし)の一団が乱入する場面が圧巻で、以後定番になった。2002(平成14)年平成中村座(大阪扇町公園)では幕切れに舞台背景を開き、捕手に追われる団七と徳兵衛が外の公園へ飛び出し、走り回って戻ってきた。2003(平成15)年のコクーン再演では、幕切れに舞台正面奥の搬入口が開きパトカーが出現して観客の度肝を抜いた。