幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『わたしの名は赤(上・下)』オルハン・パムク ハヤカワepi文庫
イスタンブールが舞台のミステリのようだ、というだけの理由で読みはじめたのだが、途中で著者のことをググってみたらトルコのノーベル賞作家だった。東と西、滅び行く、消えてゆくことが予感されている東の絵師たちの物語。『雪』を読んでみよう。、、、(図書館所蔵を確認。各所に一冊ずつある)
『一般意志2.0』東浩紀 講談社
ルソーの「一般意志」という概念をもとに、(誰も参加を欲望しなくなってしまった)現代の政治(状況)の変革を提言する。ニコニコ生放送あたりまでは実現してもおかしくないというか、実現させるべきだろうと思うが、その後はちょっと楽観的(という表現でよいのか?)過ぎるような気がしないでもない。「夢」を語る、と著者もいっているとおり。
しかし、なんだな、もう4月も終わりだというのに、今月は(ここに居ながら)本三冊読んだだけか(一冊読みかけあるが)。まずいな(持ってきた本の何分の一かしか読んでない)。