「下流志向」 内田樹 講談社
キーワード；「等価交換」「消費主体として先ず自己を確立する」「時間意識」
「ネオ階級社会を待望する人々」 林信吾 ベスト新書
きわめてまっとうな論。ここに言及されている「金（給食費）をはらっているんだから『いただきます』という必要はない」という発想は、まさに先の「等価交換」思想なんだろうな。終わりのほうで、著者は、インターネットでの素人書評や、渡部昇一あたりに大真面目に反論している。まあ、とりあえず一回は反論しておきたいということかな。（今、普通の頭持ってる人間は誰も渡部昇一など相手にしてないだろう。ネットで自ら恥じさらしているような書評者は言わずもがな。）
「理性の限界内の『般若心経』」 黒崎宏 春秋社
仏教関係は、昨日買ってきた「夢中問答集」で、とりあえず一休みにしよう。その後は、キリスト教関係を少し読む。
