幽栖録

極私的備忘録

その後、読んだ本

『残りの雪』立原正秋 新潮文庫

今の時代だと、(女と一緒に)夫に逃げられた子持ちの女性がまず考えるのは、どうやって自立してゆくかではないだろうか? 今の時代でも実家が資産家であれば、そこに戻って両親や兄夫婦と同じ屋根の下に住む、という選択をするのだろうか? しかし、そんな女性はただのお嬢様でしかないのでは、とも思う(今の時代ならば)。昭和の物語である。

『ちつのトリセツ』原田純  径書房 

なるほど、、。

『「学力」の経済学』中室牧子 Discover

ほめるなら「よく頑張ったわね」(これはアドラーでも言われているのかな)。家庭の影響がかなり大きい。しかし(良い=優秀な)教師の影響が、家庭の影響を凌駕することもある。教師の質のばらつきは大きい。などなど、、。

『もう逃げない』和歌山カレー事件林眞須美死刑囚長男 ビジネス社

犯罪者の子供として生きることについては、最近になってようやく語られるようになったかな。著者は、その厳しさを経験する中で、自分自身についてはもちろん、様々な事柄について相当に深く考えているのだろうと思わせる。