幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『つくし世代』藤本耕平 光文社新書
著者は35歳。いまどきの若者(2015年で30歳まで)について語っていて、なるほどと思わせるところはある。「人からペースを崩されたくない」と「人に気を遣うタイプ」というのが矛盾無く同居しているようなのが面白い(「チョイスする価値観」)。「つながり願望」「ケチ美学」「ノット・ハングリー」「せつな主義」。「貧乏人は貧乏人で金のかからない娯楽を楽しみながらそれなりに楽しく(幸せに?)生きてゆく社会」というのが出来つつあるのか。
『日本に絶望している人のための政治入門』三浦瑠麗 文春新書
アメリカとの同盟関係、への疑いを微塵も持っていないという立場だから、まあこういう論調になるかな。憲法論議についても「結局、今までだって解釈改憲やってきたんだし、」だから安部の閣議決定解釈改憲も良し、という話で、これは憲法に何の意義も認めていないということになりはしないか? 安保法制がらみの話はそんなもんだが、他の点ではそれなりに面白いし、あたっている部分もある。もっとも国内政治の分野では「維新」を(異常に?)高く評価しているように見えて、ちょっと政治感覚はズレてるか。
『回春セルフ整体術』大庭史榔 講談社+α新書
読んで、実践しなくてはいけない。







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