幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『1968』(上)若者たちの反乱とその背景 小熊英二 新耀社
引き続き「下」を読む。まあ、そうだったんだろうなぁ、という感想。東大紛争時の全共闘たちの度し難いエリート意識が、記憶にあるな。
『いちど尾行をしてみたかった』 桝田武宗 講談社文庫
着想は面白いのだが、尾行する相手への優しさというか信頼というか、が感じられないんだな。また、妙なところで正直である。単に、文章が下手なのかな。
『はじめての宗教論』右巻 見えない世界の逆襲 佐藤優 生活人新書
いろいろと勉強になる。
『日本の女帝の物語』 橋本治 集英社新書
天皇をめぐる(権力闘争の)歴史というのを、きちんと学校で教えるべきではないか? だがそれをしようとすると学問的にどこまではっきりしているのか、という点あたりからいちゃもんつけてくる輩がいるのかな。
『日本辺境論』 内田樹 新潮新書
僕個人としてはもう日本論はいらないな。第二部、第三部は今の僕にはあまり興味の無い話題ではあるが、面白かった。