幽栖録

極私的備忘録

 この一ヶ月に読んだ本

・「天皇と東大」 立花隆 文藝春秋
面白い。
・「絵はがきにされた少年」 藤原章生 集英社
どうもこのタイトルがなんとなく気に入らない。著者が優しすぎる気がするのも。しかし良い本である。
・「国家の品格」 藤原正彦 新潮新書
まあ、言ってることは正しいといえば正しいのだが、なぜ「国家」になるんだろう?「個人」ではなくて。(品格のある個人が増えることによって自ずと品格ある国家になることができるのであって、品格ある国家が先になってしまうと、結局おかしなことになるんだが)
・「法と掟と」 宮崎学 洋泉社
要するに品格の無い国家は捨ててしまえ、と言っているわけで、それは正しい。
・「ニッポン不公正社会」 斉藤貴男・林信吾 平凡社新書
斉藤貴男の言っていることもわかるのだが、ちょっと違和感があるのはやはり「個人」が出てこないというか見えてこないのである、彼の話の中には。
・「ヤクザに学ぶ組織論」 山平重樹 ちくま新書
まあ勉強にはなります。