幽栖録

極私的備忘録

 テレビの嘘を見破る 今野勉 新潮新書

これは、タイトルがちょっと煽情的?だが、非常に真面目なドキュメンタリー論だ。作る側の考え方が整理されていて面白い。森達也だったかが、マイケル・ムーアの「ボウリングフォーコロンバイン」を「ドキュメンタリーとしての出来はなってない」みたいな批判をして、私は「何言ってんだい」と思ったけれども、そこらへんの見方の違いがどこに由来するのかがよくわかる。