幽栖録

極私的備忘録

今、キーワード、クオ・ワディスに行ってみたら「古代ローマの暴君皇帝;ネロによるクオ・ワディスでの、迫害されるキリスト教徒のドラマ」と、ある。
クオ・ワディスでの」とはどういう意味なんだろう?
クオ・ワディスQuo Vadis)=あなたはどこへ行くのか?で、
物語の終わりの方でローマを去ろうとしたペテロの前にキリストが現れた時に、ペテロが問う言葉「クオ・ワディス・ドミネ?=主よ、どこへ行くのですか?」によっている。この場面の前に、キロンの回心の場面があるのだが、ここを読むと欧米人にとってはこのような回心やキリスト顕現の場というのは日本人にとっての忠臣蔵のような、それだけでウルウルできる場面なんじゃなかろうかという気がする。もっとも、私が忠臣蔵というのが、なるほどウルウルする物語だなと思ったのは、数年前に歌舞伎で見たときが初めてですが。