『80's』橘玲 太田出版
なるほどなぁ。いかにも早稲田とは思っていたが露文でしたか。で、小出版社に勤めて（短期でやめてはしまうものの）それなりの経験と人脈を得て、まああとは実力と運で、という、なんというかある種の典型的なワセダ、みたいな。20代前半くらいまでの話が面白いな。しかし、それなりの人々が集まって来るもんだなぁ。
『公正的戦闘規範』藤井太洋 ハヤカワ文庫JA
藤井太洋は良い。短編集だが、どの作品もそれを軸にして長編に出来そうなものばかりと思うのだが、長編にする気は無いのかな。技術の進歩と人間性（ヒューマニズム）に対する信頼があるのだが、それは多分正しいのだろうな（と思いたい？）。でなければ、とっくの昔に人類は滅びていただろうから。
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