幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『わが盲想』モハメド・オマル・アブディ
著者は実に優秀な人である。
『拝啓 マッカーサー元帥様−占領下の日本人の手紙』袖井林二郎
なんとも日本人ってのはゲンキンだな、という気がするのは私だけか。
『謎の独立国家 ソマリランド高野秀行
カート、やめたほうがいいんじゃないか?
『シルク・ロード紀行』松田壽雄 岩波現代文庫
中央アジアの交易史。
『繁栄』マット・リドレー ハヤカワ文庫
技術の発展に全幅の信頼を置いた楽観主義である。悲観主義者の役割は、「このままでいったらあぶないですよ」と脅かすことで良いんじゃないの。技術が危険な方向へ進化することは、毛頭考えていないようだ。あるいは、それは集団的知性のよって遅かれ早かれ修整される、と期待しているのだろう。私も、地球規模では楽観的だ。それはただし、今後数十年の間に地球上の人類はものすごく豊かになるだろう、ということと、日本人の一人ひとりが同じように豊かになるだろう、ということとはまったく別である。
原子力発電についての記述を読むと、その他の個々の記述(データ、数字)についても検証が必要かとも思うけれど。
nico-nico