幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

「リアルのゆくえ」 大塚英志東浩紀 講談社現代新書
大塚英志東浩紀にねちっこく絡む。読んでいると、それはしかし、かつての例えば全共闘活動家が、意識的にその活動に距離をおいている人間に向かって、今はそんなことをしている場合ではないだろう、と絡んでいたのと同じメンタリティを感じてしまう。世代としては大塚に近いが、言っていることは東のほうに共感するというか、理解できるな。
「見えないアメリカ」 渡辺将人 講談社現代新書
アメリカの「保守」と「リベラル」、あるいは共和党支持層と民主党支持層の変遷。民主党の集票活動に関わった経験がある著者の話で、普段あまり見えないアメリカの細部を知る。