幽栖録

極私的備忘録

 しのびよるネオ階級社会 林信吾 平凡社新書

階級社会英国の例と引き比べながら、日本が英国型階級社会になりつつあると説く。
上流階級−貴族階級・(代々の)大地主
中産階級−アッパー・ミドル(地位の高い専門職(医師・弁護士など)、大企業のエグゼクティブ、成功した芸術家、などなど) 
     ミドル(高学歴エリートサラリーマン、キャリア官僚、パイロット、大学教授、中堅以上の自営業者、などなど)
     ロウアー・ミドル(一般的ホワイトカラー、下級公務員(公立学校教師を含む)、自営農民、零細自営業者、職人)
労働者階級(ワーキングクラス)−特別な資格やスキルを必要としない仕事に従事している人
例:ロンドンキャブドライバー=ロウアーミドル、二階建てバス運転手=ワーキングクラス、
  アーキテクト(建築士)=ミドル、カーペンター、ビルダー(内装工事などの職人)=ロウア-ミドル、下働き=ワーキングクラス
(本人の)教育環境・(親の、子供に行う)教育に対する考え方、がこれらの階級を固定する。