幽栖録

極私的備忘録

 「株はあと2年でやめなさい」木戸次郎

昨日読んだ「修羅場のマネー哲学」の著者による未来予測。
外資が入ってくることにより日経平均はあと2年は上昇を続ける。
しかし、
・2006年には団塊の世代が60歳定年を迎え始める。ところが彼ら(団塊の世代)の年金受給開始は65歳からとなる。
・また彼らの多くはバブル期に購入した不動産ローンを抱えている、などの事情から定年から年金受給開始までの5年間をゆとりをもって暮らせるような状況には無い。
・10年前に15%あった家計貯蓄率は6.9%まで低下し、現在貯蓄ゼロの世帯は20%を越えている。この率はますます増えるだろう。
・2006年以降、消費は冷えこむ可能性が高い。
という理屈である。

全く逆に、団塊世代のリタイアによって企業が身軽になり、さらに利益を上げやすくなる、という理屈を読んだ覚えがある。

さて、どうなるのか。