幽栖録

極私的備忘録

 新春浅草歌舞伎 浅草公会堂

第1部
  お年玉〈年始ご挨拶〉    坂東 巳之助   
一、戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)
浪花の次郎作実は石川五右衛門  中村 歌昇
禿たより            中村 梅丸        
吾妻の与四郎実は真柴久吉    中村 種之助

二、源平布引滝 義賢最期(よしかたさいご)
木曽先生義賢          尾上 松也
小万              坂東 新悟
下部折平実は多田蔵人行綱    中村 隼人
御台葵御前           中村 鶴松
待宵姫             中村 梅丸
進野次郎宗政          中村 橋之助
矢走兵内            中村 種之助
百姓九郎助           大谷 桂三

三、芋掘長者(いもほりちょうじゃ) 作 岡村柿紅
芋掘藤五郎           坂東 巳之助
友達治六郎           中村 橋之助
息女緑御前           坂東 新悟
腰元松葉            中村 鶴松
松ヶ枝家後室          中村 歌女之丞
菟原左内            中村 歌昇
魁兵馬             尾上 松也
梅丸、カワイイ! 隼人、良い男や、何でも許す。 巳之助、味が出てきた?
すべて初めての演目。一、三は舞がメイン。正月らしくて良い。二の話、演題通り義賢最期を魅せる!
(歌舞伎美人<https://www.kabuki-bito.jp/sp/play/highLight/12>より)
◆壮絶な立廻りがみどころの義太夫狂言
 平家全盛の時代。平家方に従っていた源氏方の木曽義賢は病で館に引きこもっていました。奴の折平を、行方知れずとなっている源氏の武将多田蔵人行綱と見抜いていた義賢は、源氏再興の機会を目指す自らの本心を明かします。そこへ平清盛からの使者が来訪し、義賢に平家への忠誠を誓わせようとします。その仕打ちに耐えかねた義賢は使者を斬り捨ててしまい…。
 義賢が見せる「戸板倒し」「仏倒し」など、激しい立廻りが最大の見せ場です。迫力に満ちた壮絶な舞台をご堪能ください。



.