幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『「葉隠」の武士道』山本博文 PHP新書
だいぶ前に出た本で読みたいと思っていながら見つけられていなかった本。 「常朝の議論は,机上の空論,ただ勇ましいだけの「ことば」にすぎない」ということの論証。
『首都水没』土屋信行 文春新書
地下鉄には一応遮水壁があるようだ。しかし逃げたほうが良い。荒川、利根川上流域で(異常な)豪雨があると、どうなるのかね、東京は(我が家は)。
『歴史家が見る現代世界』入江昭 講談社現代新書
確かに国家という枠組みにとらわれない組織、活動が増えているのだが。「理想主義的な歴史観」というより希望的観測という気がしないでもない。
『変わった世界 変わらない日本』野口悠紀雄 講談社現代新書
野口悠紀雄はいろいろと参考になる。日本は、結局、変われないんじゃないか?
『新・ローマ帝国衰亡史』南川高志 岩波新書
政治権力の衰退、混乱という視点からまとめられているわけだが、「そうした変化の真の動因は何か、これを今後探求したい」(あとがき)とのことで、私もそれを知りたい。