幽栖録

極私的備忘録

十月大歌舞伎 第二部 歌舞伎座

小幡欣治
大場正昭 演出
一、祇園恋づくし(ぎおんこいづくし)
中村鴈治郎松本幸四郎 二役早替りにて相勤め申し候
大津屋次郎八/大津屋女房おつぎ  鴈治郎
指物師留五郎/芸妓染香      幸四郎
手代文七             巳之助
使いの者清助           廣太郎
おつぎの妹おその         千之助
茶店亭主金平           寿治郎
持丸屋女房おげん         高麗蔵
岩本楼女将お筆          孝太郎
持丸屋太兵衛           歌六
まあ、喜劇と言っていいのかな。最初二役早替わりに気が付いていなくて、、^^;

======以下「歌舞伎美人 みどころ」より======

京と江戸の意地と粋、からみあう恋模様
 京都の茶道具屋・大津屋に、指物師留五郎が祭見物に誘われ逗留しています。留五郎は、大津屋の主人次郎八が江戸で世話になった人の息子。京言葉になじめず江戸へ帰ろうとする留五郎ですが、次郎八の浮気を疑う妻のおつぎから詮索を頼まれてしまいます。一方、次郎八は、贔屓の芸妓染香とうまくいかない様子。山鉾巡行の当日、次郎八と留五郎は持丸屋太兵衛に鴨川の床へ招かれ…。
 日本の三大祭の一つ「祇園祭」を背景にした本作。次郎八と留五郎が京と江戸のお国自慢を披露する巧みなせりふのやり取りは見逃せません。京と江戸の意地の張り合い、恋模様を早替りの趣向とともに明るく描き出します。
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河竹黙阿弥
二、釣女(つりおんな)
太郎冠者             松緑
大名某              歌昇
上臈               笑也
醜女               幸四郎

こちらもちょっとしたお笑い。

======以下「歌舞伎美人 みどころ」より======

縁結びのお参りで釣り上げたのは…
明るくユーモアあふれる舞踊劇
 大名と太郎冠者は、西宮の戎神社に、妻を得たいと願掛けの参詣にやって来ました。すると夢のお告げがあり、二人に釣竿が与えられます。早速、大名が釣竿をさげると、世にも美しい上﨟を釣り上げます。これを見た太郎冠者は、自分も美しい妻を娶りたいと釣竿をさげますが…。
 能狂言の「釣針」から題材をとった「松羽目物」で、ユーモラスな内容のなかに松羽目物らしい味わいが求められます。嫌がる太郎冠者を慕う醜女の愛らしさが可笑しみとともに表現された、微笑ましい舞踊劇をご覧いただきます。

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観劇後、にし邑にてロースかつ定食+ポテサラ、生ビール一杯、日本酒猪口数杯(銘柄なんだったっけ?)。ドトールでコーヒー一杯。