幽栖録

極私的備忘録

その後、読んだ本

『最後の社主 朝日新聞が秘封した「御影の令嬢」へのレクイエム』樋田毅 講談社

著者が朝日の経営陣に対して言いたかったことは、299ページの数行「朝日新聞社こそは、体面を重んじ、体裁を気にする会社だった」ということ。全くその通りで、第三者からは、体面、体裁を取り繕おうとするばかりになんともみっともない姿になってしまっていることが哀しくなるほどよく見えているのだが、当の本人たちはそのみっともなさに全く無自覚なんだな。クォリティペーパーとかを目指しながら、うわべだけは何とかカッコつけて、しかし中身は何とも怪しげな今の朝日。