幽栖録

極私的備忘録

その後、読んだ本

 

『ビジネス戦略から読む美術史』西岡文彦 新潮新書

出版社内容情報

フェルメールの名画は「パン屋の看板」として描かれた!? 名作の背後の「作為」を読み解く。

内容説明

フェルメールの名画は「パン屋の看板」として描かれた!?ガラクタ扱いされていた印象派の価値を「爆上げ」したマーケティング手法とは?美術の歴史はイノベーションの宝庫である。名画・名作が今日そう評されるのは、作品を売りたい画家や画商、そして芸術を利用しようとした政治家や商人たちの「作為」の結果なのだ。ビジネス戦略と美術の密接な関係に光を当てた「目からウロコ」の考察。

目次

第1章 パン屋の広告だった!?フェルメール
第2章 ルネサンスを生んだメディチ闇金融
第3章 リモートワークに乗り遅れたダ・ヴィンチ
第4章 レンブラントの割り勘肖像画
第5章 「科学」を武器に職人ギルドを征した王立アカデミー
第6章 「元祖インスタ映え」ナポレオンのイメージ戦略
第7章 「ガラクタ」印象派の価値を爆上げした金ピカ額縁と猫足家具
第8章 美術批評のインフルエンサーマーケティング

著者等紹介

西岡文彦[ニシオカフミヒコ]
1952年生まれ。多摩美術大学教授。著書『絵画の読み方』で「名画の謎解き」ブームを起こす。美術出版、美術番組の制作・企画多数。国連地球サミット愛知万博の企画にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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