幽栖録

極私的備忘録

その後読んだ本、読んでいる本。

源氏物語』(アーサー・ウェイリー 平凡社ライブラリー)を読み始める。

「雨夜の品定め」って二帖目だったのね。桐壺が、まあプロローグというところで、二帖目から源氏が動き始める。

『オール・アバウト・セックス』鹿島茂 文春文庫

1995年ごろからの連載書評コラムか?2002年に単行本として出て文庫本は2005年。著者は文庫版のあとがきで「(読み返して)特に古びているという印象を受けなかった」と書いている。それから15年、2020年に読むと、う~ん、微妙である。出版界、出版物で言うと、同じようなものは相変わらず出版されているように思う。ただ、ネット環境が劇的に変わっているので、当時まだかろうじて「変態」扱いだった露出好き、寝取られ願望的なものは、今やネットを探せばいくらでも見つかる。著者は現状をどう見ているだろうか?