幽栖録

極私的備忘録

 ゴジラ作品2本

シン・ゴジラ
大変よくできた娯楽大作。何処に着目するかで評価が分かれているようである。政治家たちの右往左往、アメリカをはじめとする他国の動きなど、いろいろとおもしろい点はあるが、それらに注目するか、あるいはゴジラが情け容赦なく東京を破壊することに着目するか、後半のいかにもアニメチックな攻撃兵器?を面白いと思えるかどうか、などなど。 私は、この映画の主題はあくまでゴジラが暴れまくることであって、それ以外はみな物語のための味付け、あるいはお遊びである、とみる。その味付け、お遊びについて、それぞれにいろいろと語れるところがまた面白い。味付けの中でも、良いのは「好きにやったら、、」というメッセージかな。
第一作と見比べて気がついたが、新聞、ラジオ、テレビなどによる(スクリーン上の)表現は一切無かったな。それが今のリアリティなんだろう。
としまえんシネマ (300円余計に払って)IMAXで無くても良かったかな。
ゴジラ
1954(S29)の作品。当時の観客の多くには、昭和20年に焼け野原になっていた広島・長崎、東京(に限らず主要な地方都市への)大空襲などの記憶がまだまだ残っていただろう、と思う。ゴジラを殲滅するための兵器についての発明者の葛藤。
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