幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『浮気心の旅』梶山季之 角川文庫
もともとは60年代半ばに週刊文春に連載されたコラムというのか外遊記というのか。文庫は88年。今では、これは週刊実話とかそういった週刊誌あたりでは許されるくらいかねぇ。
『実録 アヘン戦争陳舜臣 中公文庫
林則徐という人物。
『お前なんかもう死んでいる』有吉弘行 双葉文庫
この金銭(経済)感覚は正しいな。著者はまるっきり仕事がない時でもネタをノートに書き綴っていたようだから、この内容だけがすべてではもちろんなかろう。
『反米という病 なんとなくリベラル』小谷野敦 飛鳥新社
小谷野はもう読まない、とか言いながら本屋で見つけてパラパラめくって買ってしまった。昨今の反米気運についての社会的、政治的な面からの考察みたいなのを期待してしまった私が悪かった。居酒屋でちょっと物知りの親父が蘊蓄を垂れているような感じの内容である。若い人にはフ〜ンと思えるところもあるかもしれないが、年寄りにはちょっと。