幽栖録

極私的備忘録

 その後、読んだ本

『新学歴社会と日本』和田秀樹 中公新書ラクレ
どうも論考が雑だな。事象の時系列も疑問に思うところがある。、のだが、基本的なところ、例えば、日本は学歴社会ではなかったとか、受験勉強は役に立つ、とかいう点は全く同感。著者は、これから本当の学歴社会になるといっているが、国内の一般的な企業ではどうだろうか。国際機関などは間違いなく学歴社会だけど。
『江戸をんなの春画本』アンドリュー・ガーストル 平凡社新書
これは面白い。江戸時代の春画本の紹介。
『潜入ルポ ヤクザの修羅場』鈴木智彦 文春新書
著者の立ち位置が微妙なぶん、ちょっと不満が残るかな。ヤクザ稼業も大変なことは良くわかる。
『人はなぜ逃げおくれるのか』広瀬弘忠 集英社新書
プロローグでのトピックと、洞爺丸での話がちょっと矛盾しているような気がするのだが。つい最近もトンネル内での列車火災とかあって、あれは誰かが逃げ始めたので皆、助かったんだろうな。すぐ逃げ出さなきゃならない状況と、一歩立ち止まって状況をしっかりと判断する必要がある場合と、なかなか難しい。